ﾒﾃﾞｨｼﾝﾎﾞｰﾙ投げ　　　　　

何処の学校でも取り入れている「ﾒﾃﾞｨｼﾝﾎﾞｰﾙ投げ。腹筋・背筋・脚力、腕力・・・身体全体を鍛えるﾄﾚｰﾆﾝｸﾞ。

注目してもらいたいのは、投げ上げる高さである。

「ﾒﾃﾞｨｼﾝﾎﾞｰﾙ投げを１０本」の内容。
同じ１０本でも、ここまでの高さを投げるには、相当な集中力と筋力が必要である。
画像の選手は投てき選手ではない。
手前は短距離選手、奥の方の選手は長距離選手である。
もちろん女子も行う。重さは違うが高さは一緒である。
一番軽いボールが２ｋｇである。重いのが４ｋｇ。
長距離女子では、１本も越えられない選手もいる。
１０本を越えるには１ヶ月もかかるだろう。

腹筋・背筋の画像である。この画像は２５年ぐらい前の埼玉県の常磐中学校の冬場の練習風景である。
高野美琴選手、福田選手、城島直美選手・・・等々たくさんの日本チャンピオンが生まれた超有名陸上部である。
当時の指導者は大森国男先生（現京セラ監督・埼玉栄インターハイ１２連覇達成）
左は男子、右は女子。
背筋の可動範囲に注目。肩に担いでいるのはおそらく８ｋｇの鉄の棒。
この時代は、中学生にこのような「筋トレ」をさせるのは、「成長が止まる」などと批判された。
今では、当たり前の体力作り手段であるが。

言いたいことは、「練習手段は今も昔も単純でいい。」ということである。
ひとつの練習手段をどのようにやるかが大切である。